産後の骨盤のズレを残さないためにできること-福井県坂井市の整体師が解説
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
当院では妊娠時期を快適に過ごしていただくために、以前から「さらしによる腹帯」をアドバイスさせていただいております。
昔から産前・産後の女性に必需品の「さらし固定」に興味のある方は、いつでもお気軽にご相談ください。
巻き方やなぜ必要なのかを丁寧にアドバイスさせていただきます。
出産は女性にとって一大イベント
出産は女性にとって人生の中で一大イベントです。出産を機に体の不調を訴える方は、年々増えています。
- 産後の腰痛
- 産後の坐骨神経痛
- 産後の頭痛
- 産後の肩こり
- 産後の足のつり
などの症状を訴える方が多くおられます。
産後は出産で使った体力の回復のために、本当は1~2か月は安静にしなければいけませんが、家のことや他に小さなお子様がおられる場合には、ゆっくりできずにすぐに日常に戻られる方が多いのではないでしょうか?
その結果、上記の症状を訴える方は多くなるのは必然なのかもしれませんね。
出産時に起こる骨盤の変化
日本人の女性の骨盤の特徴は骨盤がものすごく小さくて実物大のものを見ると本当に小っちゃいです。
この小さな骨盤の中を通って赤ちゃんが頭から出てくるのですが、そのままだと骨盤が小さすぎて赤ちゃんが通れないので「骨盤を緩めて産道」を作らなければいけません。
緑のボールが赤ちゃんの頭を表しています。
赤ちゃんの頭が大体10cmなのですが、日本人の骨盤がとても小さいので、そのままだと頭が引っかかります。
赤ちゃんの通り道を広げるために骨盤を緩めて産道をつくり、赤ちゃんが通れるスペース作る必要があるのです。
↓↓↓骨盤を広げて赤ちゃんの通り道を確保します。やじるしの部分が下方に押し下がることによって骨盤の空間を広げて赤ちゃんの通り道を作ります。
出産に向けて徐々に緩んだ骨盤は、出産直後に一気に締まります。その後、きちんと締まるには7週間かかかるといわれています。
なので産後7週の過ごし方が悪いと、「骨盤に緩み」を残してしまい様々な症状に悩まされることになります。
※ちなみに欧米系の女性の骨盤は大きいので、出産時に日本人のように骨盤が大きく緩むということはないそうです。欧米系の方が出産当日でも歩いて家に帰れるのはそういう理由です。
出産で緩んでしまった骨盤を安全に正常な状態に戻すためにおすすめしているのは昔からの産後の方の必需品の「さらし固定」です。
「さらし」はとても万能な治療法です。
産後に緩んだ骨盤を優しく包み込み、正常な状態へと導いてくれます。
最近では、簡易的な産後ベルトもありますが、やはり「さらし」に代用できるものではありません。
【さらしをする意味】
骨盤を桶に例えるなら「さらしは箍(たが)」の役割をします。箍(たが)がなければ桶は緩んでしまいます。
桶を緩めずその役割を果たすために箍(たが)があり、産後の緩んだ骨盤を正常な状態に導いてくれるのがさらしなのです。
↓↓↓桶と箍(たが)
↓↓↓さらし
さらしを巻くのは面倒かもしれませんが、産後の骨盤異常による症状に悩まされないために、ぜひ巻いてみてくださいね。
先人の知恵である「さらし」の効果を、ぜひご体験下さい。
産後の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談くださいませ。