バスケットボール中に負傷した『足首の捻挫』の改善例-福井県坂井市ひまわり整骨院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。(ひまわり整骨院のご紹介)
今回の患者さまは甥っ子です。
足首の捻挫なのですが、スポーツをしている子に特有の「重度の足首の捻挫」の症例です。
【患者さま】
甥っ子
11歳 男の子
【受傷状況】
バスケットボールの練習中に相手選手の足の上に乗っかってしまい、右足首が90°に曲がり負傷。(母親が目撃)
直後から歩行不能になり足首全体がパンパンに腫れ、そのまま病院へ行ってレントゲンを撮ってもらう。
「足首の捻挫」と診断されて、シップを処方してもらい、歩行不能のため松葉杖を貸してもらう。
受傷当日、母親である姉から連絡があり翌日、私が診ることに。
【レントゲン写真】
甥っ子のレントゲン写真です。
↓↓↓左足正面から(正常側)
↓↓↓右足正面から(捻挫をした足)
左右の足を比べる正常の左足よりも右足の赤〇と青〇の骨と骨の間隔が広いのがわかります。
今回の捻挫は人の足の上に乗ってしまい、それを避けようとして足首を強く捻ってしまい、その瞬間に関節が捻挫を起こしてしまいました。
レントゲンで分かるように関節が離開しているので、靱帯が断裂したと考えられます。
【受傷翌日の初見時】
右足首は外側がパンパンに腫れていて、地面にかかとをついた瞬間に痛みで体重がかけられないため家の中はケンケンで歩く状態。
【施術内容】
・右の骨盤の施術
・右の足関節の施術
・テーピング
・アイシング指導
・簡単な体操
↓↓↓足関節の施術例
↓↓↓今回の施術に使った道具
【足関節早期改善のためにしたアドバイス】
アイシングは毎日2時間。
右足が多少痛くても出来る限り体重をかけて歩くように。(もちろん無理のない範囲で)
荒療治ですが、その方が早く治ります。
あとは下の体操をしっかりやるようにアドバイスしました。
【経過】
初回施術後、右足を地面につけて体重をかけて歩行が可能になる。
その後は、痛みがあっても意識して体重をかけるようにアドバイス。(できる範囲で)
3日後には軽くなら走れるようになるが、方向転換の時に痛みを感じる。階段を降りるときに痛みを感じる。
初回時に痛みがかなり軽減して、受傷3日後の経過もかなり良かったのでこのまま早期に改善するかなと考えていたのですが、足関節の可動域がなかなか改善せず、1割くらいの痛みがしばらく残りました。
週に1回診ていたのですが、足関節の可動域が正常になるまで受傷から3週間かかりました。
この時点で可動域の改善と同時に痛みもなくなりました。
【まとめ】
たかが捻挫と思われがちですが、捻挫はその時にしっかり治さないと痛みがズルズルと長引いたり、捻挫を繰り返したりその後のスポーツに影響を及ぼします。
痛みが治まっても捻挫をしていない方と比べて関節の可動性が悪い場合はちゃんと治っていない可能性が高いです。
捻挫がちゃんと治ると関節の可動性は必ず正常になりますので。
もし、捻挫をする前と比べて関節の可動性が悪いなぁ、動きが硬いなぁと感じる方は上記の体操をしっかりやってみてくださいね(^^)