父が突然発症した【すぐに息が上がって疲れてしまう】という症状の改善例
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
今回は私の父の症例です。
【症状】
父は週に2回、ジムに通っていましてトレーニングメニューは
・ランニング30分
・腹筋30回
・背筋30回
・たまにバーベル30kg~
・上半身を鍛える機械を3種類を20回ずつ
今年7月ころからランニングマシンで1~2分走ると息が上がってしまい急に疲れるようになり、その後走れなくなるという症状を発症。症状発症以降はランニングはせずにウォーキングに切り替えている。同時期から田んぼで力作業をしていると上記と同じように1~2分すると息が上がり疲れてしまい、その後休憩を挟まないと仕事が続けらない。
7月から発症したその症状は、悪くなることはないが、10月の現在もランニングマシンで走ろうとすると1~2分で疲れて走ることを継続できない。
【内科で検査】
内科で心電図検査をしてもらうと、心臓の拍出のバランスの悪さを指摘されるが60歳を過ぎるとよくあることなので心配はいらないということで特に薬も処方されず経過をみようとのこと。
※上の図の右心室と左心室は交互に動くのですが動き方のバランスが悪いらしいです。
【私が父の症状を知ったきっかけ】
腰が痛くて診てほしいとのことで来院したのですが、話をしているうちに上記の症状があることを話してくれました。
【当院の検査での異常】
・右の骨盤の強いゆるみ
・右股関節の前方転位
《検査時に感じた違和感》
もともと父は左側の骨盤の異常が主だったのに今回の検査では今までなかった右の骨盤の異常と右の股関節の前方転位が見つかったこと。
【検査後、父にした説明】
右の骨盤の異常は心肺機能に影響するから骨盤を正常にすれば、骨盤の影響による心肺機能が改善され「疲れやすい」という症状は取れるかもしれないと説明。
【施術内容】
・右の骨盤の整復
・右股関節の整復
・右ふくらはぎにテーピング
【経過】
初回施術後、右の骨盤は正常になる。股関節の異常は取り切れないため次回に持ち越しとする。施術後、道路を走ってもらうとやはり1~2分で疲れて走れなくなる。腰とふくらはぎにテーピングを貼って終了。
2回目も骨盤、股関節の治療を中心に行う。前回の治療後の田んぼ仕事ではやはりすぐに疲れてしまうとのこと。
3回目施術(昨日)はジムに行く当日に来てもらう。この日の施術で骨盤と股関節の異常はほぼ正常になる。
《3回目の施術の日のジムから帰った父の話》
今日は今までのように急に息が上がることなく10分間走れた。まだもう少し走れそうだったけれど用心をしてやめた。
【感想】
なぜ急に走れるようになったのか?と、父は不思議がっていましたが、実は私自身もちょっと驚いています。右の骨盤は心肺機能に関与していると講義では聞いていたのですが、こんなにすぐに症状が改善するのには施術した私自身もびっくりしました。もちろんまだ今後の経過を見ていかないといけないのですが、今回の症状改善には骨盤の施術が効果しているのは間違いなさそうです。
不思議ですね。「骨盤」って。