イスから落ちて頭を打ってから首が痛くなった方の改善例
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
首の症状で来院された方の症例報告です。
【患者さま】
40代 女性
【来院理由】
来院前日の朝、イスに浅く座っていて後ろを振りむいた瞬間にイスから滑ってそのまま床に尻もちをついて同時に床に頭をぶつけた。その時は症状が特になかったがその日の夜、布団に入った時に寝ころぼうとした時に首の痛みに気づく。布団から起き上がり首を動かすと上に向く、右に顔を向ける動作が痛いことに初めて気づく。
翌朝、痛みが変わらないため来院。
【来院時の状況】
上を向くと45度くらいで頭の付け根から首の右側にかけて激痛が走る。顔を右に70度回すと痛くてそれ以上向けない。仰向きになる時に右側の首~肩にかけて痛みが走るため首を支えないと横になれない。
【検査での異常】
・左の骨盤のゆるみ
・左の股関節の屈曲制限
・左の股関節の開排制限
・頭を左右に倒すときに制限がある(右<左)
・顔を右に回旋する動作が制限される
・顔を上に向ける動作が制限される
【施術内容】
・左骨盤の整復
・左股関節の整復
・左第一肋骨の整復
・左右第7頸椎の整復
・左第一頸椎の整復
【経過】
施術後、すべての症状消失。上向き、右向きで痛みがなくなったのを確認。テーピングをしてアイシングを指導し、終了とした。
【考察】
今回の症例では頭を打った時に首の関節にズレが生じ一連の症状が発生したものと考えられる。症状だけをみると朝起きると首が痛い、いわゆる”寝違い”の症状と似ているが、今回の場合は、頭を打ったことで首のズレを生じさせたもので交通事故によって起こる症状と同様のタイプと考えられる。強い外力によって関節のズレを生じ、その影響で出た症状はなかなか痛みが治っていかない場合が多いので注意が必要です。