肩の痛みでお悩みの方へ【腱板断裂の症例】-福井県坂井市ひまわり整骨院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
肩の周辺の筋肉が切れる状態「腱板断裂」の症例です。
腱板断裂とは
腱板断裂とは、腱板(肩関節を包む筋肉)が老化や外傷により断裂もしくは部分的に断裂する状態をいいます。中年以降に多い病気です。明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で、断裂が起きます。
腱板断裂の症例
今回の患者さんは70才の叔父なのですが、1週間前から急に右肩に痛みを感じ、腕を前に挙げる動作・後ろに回す動作時に痛みがあり、服の着脱にかなり支障をきたしているようです。
肩の状態を診ると筋肉の断裂(腱板断裂)を確認しました。
【痛みの部位】
赤丸部分に挙上時の強い痛みと圧痛を訴えます。
↓↓↓初回来院時の状態
腕を挙げようとしても痛くてここまでしか挙がりません。
【肩の筋肉の断裂】
黄色の矢印の部分に筋肉の断裂があるのですが、分かります?よく見ると少しポコッとへこんでいます。肩の筋肉が断裂を起こして腕の重みで左腕全体が下に下がって出来た隙間が赤丸で囲んだ部分です。
ちなみに痛くない方の右肩の写真です。左肩にあったへこみありません。
【治療内容】
今回、治療で使用した治療道具。
【経過】
来院から1週間、5回の治療で肩の挙上時の痛みはほとんどなくなり服の着脱も問題なくできるようになりました。
↓↓↓来院時
↓↓↓1週間後
【肩の痛みは早めの治療が大事】
肩の痛みは早めの治療が必要です。そのうち治るだろうと放っていて肩の拘縮を起こすことがあるからです。
拘縮とは
肩周辺の筋肉が硬くなり、関節の可動域が狭くなること。肩の拘縮を起こすと治療期間が長くなることもあるので注意が必要です。
肩の痛みに効果的な体操
以前、僕自身が肩の痛みの時に実践した体操を参考にされて下さい。しっかり実践すればほとんどの肩の痛みに対応可能です。
【感想】
肩の筋肉が切れたからといって手がこのまま挙がらなくなるという事はないです。筋肉が切れていても関節の動きが正常になれば他あとは靱帯や他の筋肉が頑張ってくれるので、日常生活には支障がないくらい改善しますので、「腱板断裂」と診断されてもご安心くださいね(^^)