関節をポキポキ鳴らすと腰痛や肩こりの原因になる理由-福井県坂井市の整体師が解説
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
今回はひまわり整骨院が「関節ポキポキを禁止する理由」について
・気持ちがいいからと癖になっている人
・特に意識せずに鳴ってしまう人
いますよね。
問題なのは意識してポキポキ鳴らす人です。たまに鳴ってしまうのは仕方ありませんが意識して関節を鳴らすのは実はとても問題なんです。
そもそもあの関節の音って一体なぜ鳴るのでしょうか?
まずは関節の仕組みから
関節の仕組み
関節というのは、骨同士が合わさって関節なんですが、関節を包んでいる袋(関節包)があります。この中は関節液(潤滑油)で満たされてています。
ポキッとなる関節の音の正体
関節を引っ張ると関節の中の圧力が下がり陰圧になった内部には気泡が発生します。
※お風呂の中でおもちゃの注射器を勢いよく引っ張るとブクブクと気泡が発生する原理と同じです。
そのまま引っ張り続けるとやがて限界を迎え気泡が弾けると同時に内圧は一気に正常な状態に戻ります。気泡が弾けるときに「ポキッ」と鳴る音が関節の音の正体です。
関節を鳴らすと気持ちがいいのですが…
関節を鳴らすのが習慣化している方は気持ちがいいからですよね。確かにポキッと鳴ると気持ちがいいしなんかすっきりしますしね。
関節内の圧が、音が鳴った瞬間に正常化するのと筋肉が伸ばされて起こるストレッチ感によるすっきり感なのですが、気持ちのいいことと体にとっていいことは実はまったく別なんです。
関節をポキポキしてはいけない理由
関節を鳴らした時の音って荷造りの時に使うプチプチに似てますよね。
荷造り用のプチプチでプチっとする時にわずかな衝撃波が出て、その衝撃は空気中に逃げていくのですがこれが密封された関節の中だと大問題なんです。
ポキっとなった瞬間の衝撃波は関節の中の水を伝わり骨にわずかな衝撃を与えます。
このわずかな衝撃は一回ではどうってことはありませんが、これを毎日毎日続けるとどうでしょうか?小さな小さな衝撃がやがて軟骨を壊し関節を壊し変形の原因になることだって十分考えられます。
指の関節を鳴らし続けると指が太くなるって聞いたことありませんか?あれは何年・何十年も関節を鳴らし続けた結果指の関節が変形し太くなってしまったのです。
指なら多少変形しても日常生活で問題にはならないかもしれませんが、これが首や腰の骨だとどうでしょうか?
首や腰の骨をポキポキ鳴らし続けた数十年後、それが原因で骨が変形し、腰痛・坐骨神経痛頭痛・肩こりなど様々な症状に悩まされることになる可能性は十分にあるのです。
結論
たまに鳴っちゃうくらいなら特に問題ありませんが、数年、数十年関節を鳴らし続けると関節に異常をきたす場合がありますので関節を鳴らす癖がある人は要注意です。
だって普通に考えたら、正常な関節って音は鳴らないですもんね。
関節を鳴らすのが癖になっている人へ
関節を鳴らすことが癖になっている人は2週間我慢しましょう。癖は2週間あればとれるので、2週間の我慢です。
今日限り関節を鳴らすのはやめましょう(^O^)