【ひまわり流】肩こりの改善方法-福井県坂井市ひまわり整骨院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
先日、肩こりでお悩みの方からのお問い合わせをいただきました。
「肩こりの施術はしていただけますか?」
このご質問の答えは、「施術させていただいております。」なのですが、「マッサージをしてくれますか?」のご質問には、「申し訳ありません。マッサージはしておりません。」なんです。
つらい肩のこりをほぐしてほしくてマッサージをご希望される方も多いのですが、当院では申し訳ありませんがマッサージを行っておりません。
ですので、肩こりの症状でお問い合わせをいただいた場合は「肩こりの施術は承っておりますが、マッサージはしていませんが、それでもよろしいですか?」とお聞きしています。
余談ですが、自分で言うのもあれなんですが実は僕、マッサージはとっても得意です。今はマッサージは行っていませんが一度覚えた技術なので、今でも上手だと思います。
現在、当院で肩こりに対してマッサージをしていない理由は単純に現在行っている施術法の方がマッサージよりも肩こりに対して効果があるからです。
そこで今回は
「肩こり」
を取り上げてみました。
肩こりについて
肩こりは多くの方が一度は経験されているのではないでしょうか。とってもメジャーな症状の一つですし、男性の場合、腰痛に次いで2番目に多く女性の場合は最も多い症状です。
肩こりとは
肩こりとは病名ではなく症状名です。
多くの方は上の図のどこかに
・凝り(こり)
・張り
・重だるさ
・こわばり
・つっぱり感
・痛い感じ
などを感じます。
大阪修行時代に見た江戸時代の古い書物には当時の人が肩にお灸をされているのを文献で見たことがあります。当時から「肩こり」というのはメジャーだったみたいですね。
肩こりの発生メカニズム
まずは関節と筋肉の関係を見てみましょう。
赤丸で囲んだ部分が関節を表し、左右対称に張っているゴムが筋肉を表しています。
上の写真の状態では支点(関節)が正常な位置(真ん中)にあり、ゴムの張力は左右同じです。この状態で左右の筋肉は等張なので肩こりは感じません。
この状態では肩こりがない正常な状態です。
《関節の支点が正常な位置だと肩こりは発生しない》
関節の支点が適正な位置にあり、左右の筋肉のバランスがとれた状態。
《関節の支点がズレると肩こりを感じるようになる》
仮に関節の支点に”ズレ”が生じた場合、左右のゴムの張力(筋肉)に左右非対称が生じることになります。
支点(関節)がズレているこの状態では、向かって右のゴム(筋肉)は常に引っ張らることになります。この支点がズレた状態が継続された場合、肩に張りを感じるようになりやがて肩こりを感じることになります。
これが肩こり発生のメカニズムです。
写真ではわかりやすいように大きく支点をずらしていますが、人体の中で起こっているズレというのはわずかなズレです。このわずかなズレを正常な位置に戻し、肩こりを改善していく施術を行っています。
【ひまわり流】肩こり解消法
まずは歩行が基本
何はともあれまずはウォーキングをすること。歩行をしっかり実践すれば、関節のズレた支点は正常な位置に戻り、肩こり解消へと導いてくれます。
肩甲骨体操
肩甲骨には首や肩につながる筋肉が多く付着しており、肩甲骨を動かすことで肩周辺の筋肉をほぐし肩こりが解消されます。
《方法》
背筋を伸ばして姿勢よくイスに座ります。
①手を広げ、この状態からてまっすぐ前に伸ばします。 この状態から肩甲骨をより前に押し出すように 10秒間キープします。
②左右の肩甲骨同士を近づけるようにイメージ しながら手を後ろに引いて10秒間 キープしましょう。
③両手をまっすぐ上に伸ばします。手を上に挙げた状態からさらに手を上に伸ばして 10秒間キープします。
最後に
普段からしっかりウォーキングをしていれば、肩こりの原因である関節のズレは勝手に解消され肩こりの発生率は軽減するのですが歩く機会が少なくなった現代では肩こりは必然なのかもしれませんね。肩こり解消にはウォーキングが一番です。
以前、肩こり・首の痛み・頭痛でお悩みの患者さん来院されていまして、お話を聞くと肩の痛みがひどくなるとマッサージに通っていたそうです。
とりあえず当院での施術中はマッサージに通うのはやめてもらって、定期治療と歩行の実践でほぼすべての症状は解消されました。
症状が改善された患者さんから言われた一言。
「そろそろマッサージに通ってもいいですか?」
…
マッサージは気持ちがいいし癒し効果があるので、日々仕事で疲れた体をリセットするのにとてもいいと思います。
でもやはり肩こりの根本的な改善にはウォーキングが一番だと思いますので肩こりでお悩みの方は、まず「歩くこと」から始めてみましょう(^^)