【坐骨神経痛】腰~お尻~太ももの強い痛みの改善例-福井県坂井市ひまわり治療院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。(ひまわり整骨院のご紹介)
今回は当院でも来院される方の症状のTOP3に入るくらいお悩みの方が多い坐骨神経痛の症例です。
【患者様】
60代 女性
【お悩みの症状】
5年前から症状が発生。現在の症状は以下の通り。
・朝起床時の両方のお尻の痛み(毎朝)
・しばらく座った状態から立ち上がると両方のお尻~太ももの裏が痛くて15分くらい動けない
・歩行中に急に右下肢が痛くなり、その場に立ち止まってしまう
・どの姿勢に限らず不意に激痛に襲われる
【痛みの部位】
赤〇部分:痛み
青〇部分:だるさ、病める
【病院での検査】
MRI検査の結果、腰の5番目のすべり症と骨と骨の間が狭くなっていることを指摘される。
痛み止めとシップを処方していただくが、症状の改善に変化がないため自主的に薬をやめて現在に至る。
【当院の検査での異常】
・右の骨盤が動きが硬い
・左の骨盤の動きが硬い
・痛みの部分の筋肉に強い張り感
【施術内容】
・右の骨盤の動きの硬さを取る施術
・左の骨盤の動きの硬さを取る施術
・腰の筋肉を緩める施術
・固くなっている筋肉に鍼(はり)施術
・骨盤にテーピング
【経過】
初回施術後、硬くなっていた筋肉がほぐれたことを確認。
2回目来院時、痛みに変化はないが「歩き方が良くなったような気がする」とご本人。
3回目来院時、施術後ベッドから起き上がる時に痛みが強くなる。(普段も良くあるそうで歯医者さんでしばらくベッドに横になってから起き上がる時と痛みが強くて、10分くらい腰を曲げて歩くそう)
5回目来院時、日中の痛みの頻度が少なくなったと報告を受ける。
7回目来院時、前回まで日常生活での動作で調子が良くこのまま良くなっていくんだろうなぁと思っていたのですが、急に調子が悪くなり(本人に思い当たる節はない)それ以降しばらく痛みが強い状態が続く。(初回来院時の時と同じくらい痛みが戻っている)
この時の痛みは階段昇降時の股関節周辺の痛み、寝返り時の腰の痛み、朝起床時のお尻の痛み
8回目来院時、痛みの強い状態が続いておりご本人はとても不安がっていましたが、骨盤の状態はかなり良くなっているのでご本人に「骨盤が良くなっているので症状は良くなっていきます」と伝えました。
9回目来院時、強い痛みのピークは過ぎて症状は徐々に改善。
10回目来院時、日常生活での痛みはかなり改善する。症状が完全に取れたわけではないが、年齢や痛みの部位などを考慮するとこの辺りが改善の限界だと伝えて、今後は月に1回のメンテナンスと家での体操などで症状をぶり返さないようにする施術に切り替る。
【感想】
今回の症例は痛みの期間が長いことや広範囲に症状が出ていたこと、年齢や骨盤の状態の悪さを考慮するとすべての症状を改善するということは難しいと思えた症例でした。
初回来院時に「すべての症状を改善することは難しいが痛みを軽減させることは可能です」と伝え計画的に施術をスタートしました。
6回目の施術以降、痛みが悪化したので、ご本人はとても不安そうでしたが骨盤の状態良くなってきていたので「大丈夫ですよ。一時的に痛みが増しているだけなので必ずまた軽減していきます」と伝え施術を継続。予想通り痛みの悪化は一時的なものでした。
過去に何度も経験しているのですが、症状をお持ちの期間が長い方や症状が広範囲にある方はなぜか一時的に症状が悪化し、その後急速に症状が改善していきます。この現象についてなぜかはよく分かりませんが、結果オーライなので良しとしましょう。
長年の腰痛や坐骨神経痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。