【超激痛!】ひまわり院長の《足の捻挫》奮闘記-福井県坂井市ひまわり治療院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。(ひまわり治療院のご紹介)
今回は捻挫の奮闘記記事になります。(以前の記事を再アップしています)
久しぶりに強い捻挫を経験したので、いろいろ実験してみました。
捻挫とは
捻挫(ねんざ)とは、関節が「本来動かない方向に」過剰に捻じり(ねじり)などの力がかかることにより、関節を支えている靭帯や筋肉などが損傷することをいいます。
一般的に捻挫といえば足首が多いのですが、首や肩やひざの捻挫もあります。
例えば交通事故の後遺症で多い首の痛みも首の関節の捻挫(関節の損傷)になります。
ジャンプに失敗して右足を捻挫する
《1月5日》
階段を下りているとき、3段目からジャンプし失敗。(ジャンプしたことを後悔)
着地の瞬間に右の足首に激痛。
直後から歩行時に痛みを感じるようになる。
捻挫発症当日の写真です。
少し腫れていて押すと痛みがあります。
下の模型で説明すると赤〇部分の捻挫です。
解剖学的には「リスフラン関節」と「ショパール関節」の部分を捻挫をしました。
一般的にはここの部分の捻挫はスポーツをしている場合に多いのですが、僕は階段からのジャンプに失敗してこんな珍しい部分を捻挫するという…。
捻挫発症から経過
《1月6日》
朝起きると右足を地面に付くと痛みを感じる。
圧痛、腫れともに昨日と同程度です。
歩行時に痛みを感じるためテーピングを巻いて様子をみることに。
家でのアイシング開始。(2~3時間)
《1月9日》
歩行時の痛みが軽減しているのを実感する。
このままアイシングとテーピングで早期に治るはずだったのに・・・
足が痛いけど長時間歩くとどうなるか実験しました
当院に来院される患者さんに指導していることがあります。
「痛くてもなるべく体重をかけて歩きましょう。」
です。
例えば右ひざが痛い場合、ほとんどの方は右ひざに体重をかけないようにかばいながら歩いてしまうのですが当院では体重を逃がさないように歩いてもらうよう指導しています。
これは痛くても体重をかける歩くことで早期に改善することを狙っています。
実は昨年末から週に3~4回のウォーキングを日課にしていて、今回捻挫をしてしまったので治るまで中止しようかと思ったのですが、これも一つの経験だと思い足が痛くてもウォーキングを決行。
捻挫をした足で体重を逃げないように意識してどれくらい歩けるのかを実験してみました。
足関節に巻いたテーピングの効果もあり1時間くらいはほとんど痛くなく歩けましたが、1時間半くらいで急に痛みが強くなり(それでも痛い足に体重をかけて歩くことを意識する)、2時間歩くと痛すぎて引きずっていました。(痛すぎて捻挫した足に体重がかけられない)
歩行後、足はパンパンに腫れました…。
その後も痛いけど週に3~4回のウォーキング(1時間)は続行。
嫁さんは呆れてましたが。
子供には象の足みたいと言われ。
腫れた足にアイシング(氷冷却)は効果絶大
↓↓↓1時間歩いた日の足の状態
足全体がパンパンに腫れています。
↓↓↓アイシング2~3時間
↓↓↓翌日の朝の足の状態
足の腫れが引いている分かります?
もちろん足を地面に着くと痛いのですが、腫れが少し引いているので腫れによる足首の圧迫感はかなり軽減しています。
今回右足の捻挫に対して自分で行った治療
家では徹底したアイシング。
専用の治療器具を使い施術。
ウォーキングをする時はテーピング。
その後の経過
アイシングを徹底したおかげか捻挫をした足で週3~4回ウォーキングという暴挙に出ても、捻挫発症から3週間でウォーキング中の痛みは完全に消失。
捻挫した部分を押すと多少痛いが、日常生活で痛みを感じることはなくなりました。
《1月27日》
少し腫れていて押すと痛いけど、歩いても走っても痛みなし。
《足の可動域は正常に》
捻挫発症当時は腫れのためほとんど足首の可動性がありませんでしたが今ではこの通り。
背屈(足を上にあげる動作)正常
底屈(足を下にさげる動作)正常
今回捻挫をして分かったこと
- アイシングの効果は絶大(これは当然)
- 歩きすぎると(負荷をかけすぎると)パンパンに腫れるし激痛に苦しむことになる(当たり前か)
- パンパンに腫れた足をアイシングすると翌日にはかなり腫れは引く
- テーピングを巻くと歩行時の痛みは緩和する(巻き方によりますが)
- 痛いからといって捻挫した足をかばって体重を逃がして歩くより、しっかり体重をかけて歩いた方が早く治る・・・と思う(比較したことがないので今回の結果からでしか判断できませんがパンパンに腫れて軽く触れただけで激痛だったのに捻挫発症から3週間後には走ってもまったく痛みがなくなったのでかなり早い治りだったと思う。これはアイシングと体重負荷による相乗効果によるものと推測)
感想
今回、久しぶりに強い捻挫をしたので今後の勉強のために体を張った実験をしました。
捻挫をした足で2時間歩いた翌日は痛すぎて子供と行った恐竜博物館では足を引きずっていましたが、いい勉強になりました。
今回は治るのが分かってたんでチャレンジできたのですが。
治る過程やどうすれば痛いのか痛くないのかを体験できたことはいい経験でした。
たかが捻挫ですけどされど捻挫。
処置方法を間違えばいつまでたっても痛みに苦しむことになり、それが腰痛やひざ痛などの2次障害を生む可能性もありますので、やはりアイシングなどの初期対応は重要ですね。
それを身をもって経験させていただきました(^^)