【ぎっくり腰】の症状と原因、治し方と予防について-福井県坂井市の整体師が解説
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
今回のテーマはぎっくり腰です。
経験された方も多いはず!
あの一瞬息が止まってしまうような激痛に襲われた瞬間の恐怖…
次の瞬間から全く動けず、固まったまま時間だけが過ぎていく…
ぎっくり腰を起こす原因は様々で、重いものを持った瞬間に激痛がとか体を捻った瞬間に激痛がという方が多いのですが、中には、何気に立ち上がった瞬間にという方もおられます。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とは一般名称で、正式名称は「急性腰痛症」といいます。急性腰痛症は急に腰に痛み走る状態をいい、関節の捻挫や筋肉に炎症が起こった状態をいいます。
当院ではぎっくり腰の痛みを軽度、中度、重度に分けています。
《軽度のぎっくり腰》
腰がちょっと痛いなぁという程度。軽度の場合はシップを貼ると痛みが少し軽減します。放っておいても治る腰痛。
《中度のぎっくり腰》
腰の痛みが強い。時にはお尻の方まで痛みがある。坐位から立ち上がる時に腰の痛みが強い為、どこかにつかまらないと立ち上がれない状態。寝返りが痛い、洗顔時の中腰姿勢ができない、などすべての動作に痛み伴う。シップを貼っても痛みが軽減しない。病院へ受診する方が多いのがこの状態。
《重度のぎっくり腰》
腰が痛くて自力では歩けない。腰の痛みだけではなくお尻や足の方まで症状が出てくる場合もある。他の人に抱えられて受診されることが多い。症状改善まで日数がかかる。
当院では1週間以内に起きた腰痛を「いわゆるぎっくり腰」と言っているのですが、その症状は様々で、当院では上記のように軽度・中度・重度に分けています。
軽度のぎっくり腰では、治療後その場で症状が取れることも珍しくありません。
中度の場合は、治癒まで1~4週間程度。
重度の場合は治癒まで時間がかかる場合が多く、1~3か月かかる場合もありますし、症状によっては半年以上かかる場合もあります。
そもそもぎっくり腰ってなぜ起きるのでしょうか?
ぎっくり腰の原因とは?
当院にぎっくり腰で来院される患者さんに痛みを起こした瞬間のお話を聞くと、
・重いものを持った
・体をひねった
・中腰の状態から腰を伸ばした瞬間に
という方が多いのですが、実がこれらの動作はぎっくり腰の本当の原因ではありません。
普段ならば、上記の動作なんて日常のなんてことない動作のはずです。
しかし、腰の状態がその軽い負担でさえも許容できないくらいに限界をむかえていてその状態の時に日常のなんてことないちょっとした動作がきっかけが入ると一気に腰に応力が集中してしまい、いわゆる「ぎっくり腰」を起こしてしまうのです。
ぎっくり腰になってしまった時の対処方法
起こってしまったものはしょうがないのであとは、早期改善を目指します。
腰痛があれば「痛みが治まるまで安静にした方がよい」という考え方をされる方もおられますが、長期間安静にしているよりも、むしろ負担がない程度に動いた方が腰痛は早く治ります。
もしぎっくり腰を起こしてしまったら、
1・徹底的に氷でアイシング
2・徹底的に氷でアイシング
3・徹底的に氷でアイシング
4・ハイハイ歩行
5・歩行
上記の方法で軽度・中度のぎっくり腰は十分に改善します。
まずは氷で腰を「アイシング」です。
痛みが軽減し、少し動けるようになったら次は畳の上でゆっくり「ハイハイ歩行」をしてみてください。
その後、「歩行」をすることでぎっくり腰の痛みは改善していきます。
ハイハイ歩行は畳の部屋をグルっと大きく回りましょう。
《正しいハイハイ運動の方法》
・顔を正面に向けます
・まっすぐゆっくり進みましょう
《間違ったハイハイ運動》
・顔は下にすると背中が丸くなるので、背すじを伸ばしましょう。
《重度のぎっくり腰は治療が必要》
重度の場合は上記の方法では改善しない場合がありますので当院にご来院ください。
ぎっくり腰は予防が大事
ぎっくり腰で一番大切なことは予防です。
・今は痛くないからいいや
・痛くなってから対処すればいいや
こういった考えの方は、多いのではないでしょうか?
普段からちゃんとウォーキングなどで予防をしていればぎっくり腰を起こす確率はグッと低くなります。
痛くなってからでは手遅れなのです。
「痛くならないためにはどうすればいいか?」ということに気を使うことが大切になってきます。
ぎっくり腰を予防するには運動が大事
《歩きましょう》
腰痛を予防するにはウォーキングが一番です。ウォーキングは治療と同等の効果があります。ウォーキングをすることで、骨盤が安定し筋肉が鍛えられ、全身の血流が良くなります。腰痛改善だけでなく基礎体力もつき、ストレス対策にもなります。
運動の秋!ウォーキングを初心者には始めやすい時期です。ウォーキングを楽しみましょう(^O^)/