イボはお灸で取れるのか?現役鍼灸師が実験してみた-福井県坂井市ひまわり整骨院
こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。(ひまわり整骨院のご紹介)
今回は私自身の「手の甲にできたイボをお灸で取る実験」を行った時の記録です。
イボとは
ウイルスに感染して起こるのがイボ
イボは、皮膚表面の小さな傷からヒト乳頭腫ウイルスが侵入して皮膚の細胞に感染しておこる病気で人から人へ、また自分の皮膚の別の場所にうつります。ヒト乳頭腫ウイルスにはたくさんの種類があり、イボの形や性質、できやすい部位などに違いがあります。
イボと魚の目は間違えやすい
足の裏にできた場合は、魚の目と間違えることが多く、自分で取ろうとして感染が広がってしまうことがありますので注意が必要です。足の裏にできたイボは皮膚の深いところにウイルスが入り込んでいるので、治りにくいですことが多い。
イボの特徴
手や足の指にできるイボは、表面がザラザラして皮膚から盛り上がってきます。
下の写真は今回の僕のイボではないのですが、赤〇部分に黒い点が見えるのが分かりますか?これはイボのウイルスによって飛び出てきた毛細血管です。この状態のイボは表面を削ると血が出やすくなります。実際、僕のイボも削ると出血をしていました。
皮膚科での治療方法
皮膚科でのイボの治療で、多用されている方法は、液体窒素療法(凍結療法)というものです。液体窒素(-196℃)でウイルスに感染している細胞を凍結・融解を繰り返し、「イボウ皮イルス」を表皮の細胞ごと破壊していくものです。イボウイルスに綿棒で液体窒素をつける方法ですが、ドライアイスを押しつけるようなものですから、処置中は冷たいという感覚を通り越して結構痛いらしいです。
カサブタが出来てそれがぽろりと落ちれば治療終了ですが、「イボ」は再発しやすい病気なので、完全に治るまで治療する必要があります。通常5~10回位で取れるが、状態によっては1年以上かかる人もいるそうです。角質層が厚い場所は治療が長期化する傾向があります。
特に痛くはないけど、イボをお灸で取ってみよう
以前からイボがあるのは気づいてはいたんですが、特に痛くもないし手の甲の部分にあるイボなので日常で支障がなかったのですが、お灸で取れるか実験することにしました。
皮膚科で液体窒素を用いて治療をするのが一般的ですが、私は鍼灸師ですのでウイルスをお灸の熱で退治する方法を選択しました。
要は「イボウイルス」を液体窒素で焼くか、お灸で焼くかの違いです。
ちなみに以前、手にできたイボを取った記録↓
気づいたら手の甲にイボが
いつからか、手の甲にイボがあるのを気づきました。
特に痛くもなく、日常生活に支障なし。
なので放っておいたのですが、せっかくなのでお灸で取れるか実験をすることに。
下の写真の矢印の先に小さなイボが。
小さいので分かりにくいのですが、明らかにイボです。
痛くもないのですが、常に目に付く部分にあるのでこの機会に取ることに。
お灸の方法
- ドラッグストアに売っている艾(もぐさ)をお米くらいの大きさにしてイボの上に置く
- 火のついた線香で艾(もぐさ)に火をつける
- 熱いけど我慢します
- 5回繰り返します
施術後の状態
イボの表面が焼かれ、黒くなりました。
お灸を繰り返すことで熱がイボウイルスを焼き、ポロっと取れる予定です。
たった1回の施術で取れました
初回の施術をした翌日、除菌シートで手を拭いていた時にポロっとイボが取れました。
以前、お灸でイボを取った時は5日くらいかかったので今回もそれくらいかなと思っていたのですが、1回の施術で翌日に取れちゃいました。
取れたイボ↓↓↓
まとめ&感想
以前に同じように手の指にできたイボを取ったのですが、今回は1回の施術で取ることができました。
前回のイボ取りの経験から、お灸はグッと我慢するくらいの熱い方がイボをを取るのに効果するのを分かっていたので今回はかなり熱いのを我慢して据(す)えたので、翌日にポロっと取れたのかもしれませんね。
皮膚科で長期間通うことを考えれば、お灸は自分でできますし簡単です。
ただすごく熱いのを我慢しなけばいけませんが…(液体窒素も痛いのは同じ)
イボ取りにお灸が効果するのかを実験しましたが、今回実験してみて「やっぱりお灸で取れるんだな」と改めて分かりました。
首に小さなイボ(加齢性?)が出来ているのですが、これもお灸で取れるのかいづれ実験してみたいと思います。
が、手でもかなり熱いのを我慢しなければいけなかったので首の熱さを我慢できるのかが不安ですが決心がつき次第、お灸を実行したいと思います。
また経過を報告しますね(^^)